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夏休みの過ごし方:1日の学習時間は何時間?

夏休みが迫ってきました。今年の夏休みは、どのように過ごすかの予定は立ちましたか?
「夏休みに何時間程度勉強するべきか」という相談は、多く受ける相談の一つです。
そこで、今回は学年別に夏休みの勉強時間の目安を紹介したいと思います。

高校3年生(受験生)
志望大学の模試の判定 A,B 又は 過去問の得点率6割前後 の人 1日8時間前後
志望大学の模試の判定 C-E 又は過去問の得点率5割以下 の人 1日12時間前後

 高校3年生は、模試の判定や過去問の出来によって勉強時間は変えるべきです。
現時点で志望大学の判定がAやBとなっているか、過去問の得点率が6割前後の人は順調な学習を進められていると言えます。夏休みには勉強内容の質を追求し、どのような取り組みをすることで合格ラインを超えるまで学力を高めるかに注力することが有効です。志望大学の過去問分析を含め、効果的な学習を積み上げていきましょう。
特に現役生は、実際の入試問題を使った演習量が不足しがちです。第3志望、第4志望くらいの一つ難易度が下がる入試問題を使っての演習を夏休みに行っておくと、大学入試の問題への感覚が掴めて、日々の学習の効率が上がると思います。

 現時点で志望大学の判定がC-Eとなっているか、過去問の得点率が5割以下の人は志望大学の変更や滑り止めの大学の真剣な検討も行うべきです。しかし、必ずしも志望大学をあきらめる必要はありません。
大学入試の指導に15年以上携わった経験から、逆転合格は努力によって起こすことが可能であると断言できます。しかし、その努力の量は生半可ではなく、非常に強い意志を貫き通した生徒さん達だけが逆転合格を成し遂げてきました。
 その具体的な目安が、1日12時間前後の勉強の継続です。このペースを夏休みを通じて維持できる生徒さんは、夏休み明け以降も長い学習時間を維持し、合格を勝ち取っていくという例を多く見てきました。一方で、最も自由に時間を使える受験生の夏休みに1日12時間をやり抜けない場合、逆転合格は厳しいものになります。逆転合格を目指す人は、決意をもってこの夏の勉強に挑みましょう!

高校1,2年生 1日6時間前後

 高校1,2年生は、夏休みの間に1日6時間の学習を継続できれば十分だと言えます。部活動で潰れる日もありますので、平均で6時間を維持できていれば、よく勉強できています。
 1日6時間の学習を維持すると、夏休みの序盤で夏季課題の大半が終わると思います。そこからの時間の使い方が大切です。夏季課題の中で、自分が弱いと感じた分野を復習したり、得意な分野の応用問題に挑戦しましょう。高校の勉強は既習範囲の知識を前提に学習が繋がって進むので、分からない部分を残してしまうと、後に致命的な影響が出る場合があります。長期休暇を活用して、分かっていない部分を潰しておきましょう。
 読書の時間の確保も大切です。受験生になると、勉強時間の確保に追われて読書をする時間が無くなってしまいます。しかし、現代文や英語の長文を読む能力は、読書をすることで確実に伸びていきます。文章慣れをしていないと、共通テストのような大量の文を処理して問題を解くことは非常に困難です。塾で中高生向けの本も紹介しますので、積極的に読書に取り組みましょう。

中高一貫指導塾Linkでは、単なる教科学習の指導だけではなく、学習の計画や方針についてもアドバイスを致します。
大学入試も多様化し、個々の目標に合わせて学習に取り組むことが要求される時代となりました。生徒さん一人ひとりの現状と目標に合わせ、塾で指導やアドバイスをしていきます。総合型選抜や学校推薦型選抜といった推薦入試にも対応しますので、気になる方は是非ご連絡・ご相談ください。