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「センター試験→共通テスト」で変わった事は?

こんにちは。中高一貫指導塾Link代表の水谷健二です。
本日は2023年度の共通テスト1日目でした。
いわゆるセンター試験が共通テストに変わってから、何が変化したのかをご存知の方は少ないように思います。
この記事では、16年間の大学入試指導を通じて培った経験をもとに、大学入試に向けた有用な情報を提供したいと思います。
細かな変化を挙げればキリがありませんので、大きな変化を2点お伝えしたいと思います。

大きな変化① 「完全な知識と理解=満点」が成立しない試験になった。

センター試験では得意教科において満点または満点近くを狙うということは、実はそれほど難しいことではありませんでした。思考力を問う問題は少なく、今までに習ったことを正確に記憶・理解していれば解ける問題がほとんどだったからです。
しかし、共通テストは違います。今までの知識や経験を活用して、その場で初めて与えられた情報を使って解く問題が含まれるようになりました。いわゆる、思考力・判断力を試す問題が増加したわけです。
これにより、特に理系科目について難しいと感じる生徒さんが増加したように思います。

思考力と判断力をつけるには、普段の学習の姿勢が最も大切です。「答えを出せること」だけを重視せず、「何故、その解法で答えが出せるのか」「他の解き方はないか」など日常の学習の中で考える癖をつけていきましょう。ただ、困ったことに、教科書や参考書には「解き方」「解答例」は書いてあっても、「考え方」「着眼点」が書かれていないことがよくあります。

中高一貫指導塾Linkでは、指導にあたる講師は全員指導歴15年以上のベテランです。一人ひとりの生徒さんの目標と理解度に合わせて、分かりやすく丁寧に説明します。答えだけを丸暗記して、覚えるだけの勉強はもう通用しない時代です。Linkの先生たちと、一緒に頑張りましょう!

大きな変化② 国公立大学の個別試験や、私立大学の個別試験との形式的な違いが大きくなった。

共通テストの問題を見たことはありますか?

記述式が中心である国公立大学の個別試験と違うことは明らかです。記述式の国公立の入試問題は、自分で解答を作る必要があるので、知識だけでなく思考力・表現力も要求されます。「正しい答えを作ること」と「正しい答えを選ぶこと」の差は非常に大きいので、国公立を目指す人は早いうちから表現力を鍛える意識を持ちましょう。記述の答えが正しいかどうかの判断は自分では難しいと思うので、ぜひLinkの先生たちに採点してもらい、できている部分とできていない部分を確認しましょう。

また、一見すると、マーク形式の問題ばかりで、私立大学の入試問題と同じように見えるかもしれません。
ところが、よくよく問題を研究すると、大きな違いがあります。

科目による特徴もありますが、話をわかりやすくするために、文系理系どちらでも大切な英語について説明したいと思います。私立大学の英語の問題は、知識重視の場合が多いです。単語や熟語、語法といった知識を身につけることで解けるようになる問題が多く含まれています。問題の形式も、4択形式や間違い探し、長文穴埋め、並べ替えなど多種多様な形式が存在します。理系や文系、学部学科で問題構成が異なるなど、過去問での対策が必須です。目標とする大学に合わせた勉強方針をLinkの先生と相談して、合格に近づく勉強をしていこう。

共通テストの英語(筆記)は、すべて長文問題です。センター試験のように、発音やアクセント、文法を問う問題は存在しません。80分という試験時間に対して読む英語の分量が多く、非常に大変です。具体的には、平均的な私立大学の長文を読むスピードの2倍くらいのスピードで読まないと間に合いません。これは、本当に大きな違いです。
精度良く英語を読めても、どうしても分量の関係で苦しいということもあり得ます。そんな時は、ある程度の得点を確保する作戦も実は存在します。問題構成を分析し、目標とする得点や水準に合わせて対応をすれば、それほど大きな障害にはなりません。

これからの入試は一人ひとりが、自分に合った入試対策を進めることが大切になります。自分の夢が実現できる大学を選び、その大学に入るために必要とする勉強をしていきましょう。そんな中で、どうしたらいいか分からないことも沢山出てくると思います。そんな時はLinkの先生を頼ってください。少しでも合格に近づけるように、全力でサポートします。

長文をお読みいただき、ありがとうございました。
真摯な努力は絶対にみんなを裏切ることはありません。毎日一歩ずつ、一緒に成長していきましょう。