入試改革が大きく進んだ近年、大学入試が変わったというニュースや話をよく耳にするようになりました。
しかしながら、具体的に変わった項目を確認したところで、本当に知っておくべき情報は何かが見えづらいように思います。
そこで、共通テストが始まった3年間に現れた、最近の大学入試の知っておくべき変化をご紹介します。
第3位 入試の方式が多様化している
現在の大学入試は、「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」の3種類が主な様式になります。
「総合型選抜」「学校推薦型選抜」は時期こそ異なるものの、いわゆる推薦入試と考えて良い形式です。
ここで注意すべき事は、これら2つの入試形式の内容が極めて多様であるという事です。
小論、面接、基礎学力検査、内申点、学校外での活動など評価する項目が各大学の学部・学科単位で異なります。また、学部・学科によっては「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の枠が一方のみであったり、存在しない場合さえあります。
小論文や面接は練習が必須です。特に小論文を書く練習には時間を要しますので、早期からの対策が必要となります。
「一般選抜」は、学力試験が中心となる通常の入試です。
ここで注意すべきは、入試で利用する科目です。例えば、私立理系では理科を1科目課す場合が多いですが、国公立理系では、共通テストで理科2科目・二次試験で理科1科目を課すという大学が多く見られます。理科が1科目か2科目かの負担はかなり大きく、合否を左右し得る差です。また、二次試験では物理が必須科目など、選択の幅が限られる場合もあります。
さらに、近年は入試形式が多様化し、共通テストを併用する方式、得意科目を2倍の点数で評価する方式や複数の日程を横断して評価する方式など、私立大学において、かつては存在しなかった形式も出現しています。
また、私立大学の中期日程・後期日程の受験が盛んになっていることも特徴です。多くの私立大学では、前期から後期まで含めると多くの受験機会をえられます。本当に行きたい大学があれば、徹底的に受験し続けることで合格率を高められます。
色々と述べて参りましたが、志望する大学の学部・学科単位の情報まで早めに調べておくことで、志望大学への効果的な対策に取り組めます。加えて、複数の大学を比較検討することで、自分によりあった形式の入試が見つかることもあります。
是非、1日でも早く大学の入試情報を調べ始めてみてください。
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